犠牲者の冥福祈り慰霊式 天竜川下り事故1年

2012/8/17付
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浜松市の天竜川で川下り船が転覆し5人が死亡した事故から1年を迎えた17日、船を運航していた第三セクターの天竜浜名湖鉄道が浜松市で追悼慰霊式を開き、遺族らが黙とうや献花をして犠牲者の冥福を祈った。

天竜浜名湖鉄道の鈴木茂樹社長のほか、事故当時、社長だった名倉健三前社長、亡くなった愛知県豊橋市のダンス講師、木村周子さん(当時67)の遺族ら約50人が参列した。

参列者は、事故現場の上流に建てられた慰霊碑の前で黙とう。鈴木社長が「水中の暗い闇の中で苦しく怖い思いをして命を落とした無念さを思うと、おわび申し上げるしかない。事故の重大さをあらためて痛感している」と述べ、花を手向け、手を合わせた。

慰霊式終了後、木村さんの遺族が取材に応じ、「まだ亡くなった気がしない。(他の川下り業者も)安全管理をもっとやって、このような事故が二度と起こらないようにしてほしい」と述べた。

事故は昨年8月17日午後に発生。乗客乗員23人のうち2歳の男児を含む乗客4人と船頭1人の計5人が死亡した。静岡県警は業務上過失致死傷容疑で調べている。天竜浜名湖鉄道は今年3月、川下り事業を廃止した。〔共同〕

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