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「出火直後、寮にいた」 袴田死刑囚の元同僚証言

1966年に静岡県で勤務先のみそ製造会社の専務一家4人を殺害、放火したとして死刑判決が確定し、第2次再審請求中の袴田巌死刑囚(77)について、同じ社員寮だった同僚2人が事件当時、県警の事情聴取に「サイレンを聞いて部屋を出ると、袴田(死刑囚)が後ろからついてきて、一緒に消火活動をした」と話していたことが18日までの弁護団への取材で分かった。

「事件前日の午後10時半ごろから鎮火が近いころまで袴田死刑囚の姿を見た者はいない」とする確定判決と食い違う一方、袴田死刑囚の「事件当時は部屋で寝ていた。火事を知り(この同僚)2人の後から出て行った」という主張と一致する。

弁護団は「出火直後の午前2時ごろ、部屋にいたことになる。袴田さんの犯行とするには無理がある」として、無罪の証拠の一つとして12月2日に提出する最終意見書に盛り込む。来春にも出される静岡地裁の再審開始の可否判断に影響を与える可能性がある。

弁護団によると、地裁の証拠開示勧告を受け、静岡地検が今年7月に地裁と弁護団に任意提出した関係者の供述調書や捜査報告書計130点の中に2人の調書が含まれていた。

2人の証言は、その後、県警の事情聴取を受けるうちに「袴田(死刑囚)の部屋に声を掛けたが、返事はなかった。(消火作業中は)どこにいたのか知らない」という内容に変遷。弁護団は「捜査員による誘導があったのではないか」としている。2人の消息について、弁護団は不明としている。〔共同〕

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