猪瀬氏の得票、史上最多400万票超 都知事選
16日投開票の東京都知事選で当選を果たした前副知事、猪瀬直樹氏(66)の得票は433万8936票と、過去最多となった。これまでは1971年、美濃部亮吉氏の再選時の361万5299票だった。参院全国区時代を含め、過去の国内の選挙でも個人として最多得票となった。
猪瀬氏は得票率も67.35%とこれまでの都知事選で過去最高だった2003年の石原慎太郎氏の得票率70.21%に迫った。
都選管の担当者は「石原前知事の辞職から投開票まで期間が短く、猪瀬氏に注目度が集中した。衆院との同日選で投票率が上がり、浮動層の票も猪瀬氏に流れたのではないか」とみている。
また都選管は17日、都知事選の確定投票率が62.60%だったと発表した。昨年4月に行われた前回の57.80%から4.8ポイント増えた。79年以降の10回の都知事選で最高となった。
石原慎太郎氏が鳩山邦夫氏、舛添要一氏、明石康氏らをおさえて初当選した99年の57.87%を上回る水準となった。