/

ヒトの皮膚から軟骨細胞 京大、iPS細胞経由せず

京都大学iPS細胞研究所の妻木範行教授らはヒトの皮膚細胞から軟骨細胞を作り出す技術を開発した。様々な細胞に変化できるiPS細胞を経ず直接作ることで、作製時間を約半分に短縮できた。病気やケガで損なわれた関節の軟骨などを修復する再生医療の実現に役立つ。成果は米科学誌プロスワン(電子版)に17日掲載された。

皮膚細胞などからiPS細胞を経ないで目的の細胞を直接作る「ダイレクト・リプログラミング」という手法を活用した。

実験では、iPS細胞作製に使う2種類の遺伝子と軟骨細胞の成長に必要な遺伝子を用いた。これら計3種類の遺伝子を新生児の皮膚細胞にウイルスを使って導入したところ、軟骨細胞の特徴を持つ細胞ができた。

これをマウスに移植すると軟骨組織になることも確かめた。腫瘍はみられなかったという。

皮膚細胞から軟骨細胞を作るには、まずiPS細胞を作製し、そのうえで軟骨細胞に育てる複雑な作業が必要だった。新手法なら約2カ月で、移植に使える軟骨細胞が得られる。iPS細胞を使う場合の約半分で済む。

今回と同様の手法を使って目的の細胞を得る試みは、国内外のチームが心臓や神経などの細胞で成功している。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン