2019年1月23日(水)

「孤立無業者」162万人 働き盛りの未婚男女、11年

2013/2/17付
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20~59歳の働き盛りで未婚、無職の男女のうち、社会と接点がない「孤立無業者」が2011年時点で162万人に上るとの調査結果を、玄田有史・東大教授のグループが17日までにまとめた。景気低迷に伴う就職難やリストラなどが響き、06年(112万人)と比べて4割強増えた。

20~50代の未婚男女で仕事も通学もせず、無作為に選んだ2日間にずっと1人でいたか一緒にいたのが家族だけだった人を「孤立無業者」と定義。総務省が5年に1度行う「社会生活基本調査」を基に独自に集計した。

未婚で仕事も通学もしなかった人は11年時点で256万人おり、このうち孤立無業者は162万人だった。

職探し中の孤立無業者は半数にとどまり、玄田教授は「今は家族が支えても将来、経済的に厳しい状況に陥る」と指摘。社会保障費の増加を抑えるためにも、政府や自治体による対策が急務だと訴えている。

政府は15~34歳で、通学も仕事も職探しもしていない人を「ニート」(12年平均で63万人)と位置付け、カウンセリングや就職支援を実施。一方、無職で社会から孤立している30代半ば以上の人の実態把握や支援が新たな課題となっている。

文部科学省・日本学術振興会から委託を受けた雇用システムの研究(08~12年度)の一環として玄田教授らが調査した。〔共同〕

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