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アニメの舞台? 歴史的建物にファン殺到

滋賀・豊郷小、「けいおん!」校舎にそっくり

歴史的校舎の解体・存続問題が訴訟や町長のリコールにまで発展した滋賀県豊郷町の豊郷小学校の旧校舎が、人気アニメの舞台となった高校のモデルとの情報がファンの間で広まり「聖地」として人気が過熱。小さな町に遠方から"巡礼者"が連日押し寄せている。

滋賀県豊郷町の豊郷小学校旧校舎=共同

「巡礼に来ました」。インターネットを通じて知り合った仲間と車で8時間かけ「登校」した東京都練馬区の男性(23)は、金髪のかつらにミニスカートの制服姿で満足そうに写真撮影を楽しんだ。旧校舎では最近こうした光景がすっかり日常化。多い日は500人以上のファンが訪れる。

人気に火を付けたのは昨年放映が始まったテレビアニメ「けいおん!」だ。軽音楽部に所属する女子高校生バンドの物語で、主人公らの通う高校の校舎が豊郷小に酷似している、と話題になった。制作者側は認めていないが「豊郷小モデル」説はファンの間で独り歩きし、定着している。

米国人建築家ヴォーリズが戦前設計した旧校舎は、現在図書館やギャラリーとして活用されており、ファンの出入りは自由。アニメのシーンを思い浮かべながら、自前の衣装で登場人物になりきる人、床をじっと見詰めて「木目の質感が似ている」とつぶやく人……。過ごし方はさまざまだ。

「部室にそっくり」と3階の教室に注目したファンは、黒板に無数の書き込みを残し、壁にポスターを張るばかりか、フィギュアやギターを記念に置いていくなど次第に過熱。卒業生からは「少し行き過ぎでは」との声も聞かれる。

とはいえ旧校舎は今や立派な観光資源だ。豊郷町商工会の青年部長宮川博史さん(40)は「アニメファンをそのまま豊郷町ファンにできれば」と、有志で実行委員会を立ち上げ、町民との交流イベントを企画。別棟の旧図書室で休日開かれるカフェは数百人が集まる盛況だという。〔共同〕

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