自殺者15年ぶり3万人下回る 「経済・生活を苦に」減る
警察庁まとめ

2013/1/17付
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2012年の全国の自殺者数は、前年より2885人(9.4%)少ない2万7766人(速報値)となり、1997年以来、15年ぶりに3万人を下回ったことが17日、警察庁のまとめで分かった。3年連続の減少。11月分までの内閣府のまとめによると、動機別では「経済・生活問題」が前年同期比で20%以上減少しており、全体を引き下げたとみられる。

内閣府は「経済環境が底打ちした影響もあるのではないか」(自殺対策推進室)とみている。

11月分までの内閣府のまとめでは、動機(複数計上)は「健康問題」が延べ1万2090人で最も多く、年代別では60代の割合が17.8%で最も多かった。

男女別では、男性が同8.3%減の1万9216人、女性が同11.8%減の8550人。

発見場所の都道府県別では、東京2760人、大阪1720人の順に多かった。最も少なかったのは鳥取の130人。

一方、東日本大震災に関連した自殺者は11月までに21人。統計のある前年6~12月の55人に比べ半分以下の水準。

年間の自殺者は97年まで2万~2万5千人の範囲で推移したが、不況が深刻化した98年に急増。前年比約8千人増で約3万3千人に達し、03年には3万4427人と過去最悪を記録した。

人口10万人当たりの自殺死亡率では日本の24.4(09年)は主要8カ国(G8)ではロシアの30.1(06年)に次いで高い。G8では以下、フランス16.3(07年)、ドイツ11.9(06年)、カナダ11.3(04年)、米国11.0(05年)、英国6.9(09年)、イタリア6.3(07年)の順。

00年以降のデータがある中では、リトアニアの34.1(09年)が世界最高で、韓国の31.0(09年)が2番目に高い。

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