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8世紀の突厥碑文発見 モンゴル東部、阪大が共同調査

大阪大は、モンゴル東部のドンゴイ・シレー遺跡で8世紀の古代トルコ文字(突厥=とっけつ=文字)による碑文を発見したと発表した。

モンゴル東部で古代トルコ文字の碑文が見つかるのは初めてで、この文字を使ったトルコ系の遊牧国家「突厥」の東方支配の実態を知る手掛かりになるという。

遺跡はウランバートルの約450キロ南東にあり、モンゴル科学アカデミー考古学研究所と共同調査。古代トルコ文字の碑文はこれまでウランバートルより西方のオルホン川流域で発見され、東方には存在しないとされていた。

大阪大の大沢孝教授らは5月末~6月初旬、土中に埋もれた長さ3~4メートルの石の角柱や円柱に刻まれた碑文を発見。碑文としては最大級で、タムガと呼ばれる部族の紋章とともに、横5センチ、縦7センチほどの文字が20行、計2832字(646の単語)が彫られていた。

「褐色のわが土地よ、ああ」「わが家よ」などと死者が家族や部下との別れを惜しむ内容で、墓碑の性格が強いといい、ビルゲ可汗(かがん=君主)や後継者のテングリ可汗時代の東方地域における支配者の墓所だった可能性が高いという。

突厥は中央ユーラシアの草原地帯で初めて文字を発明した遊牧民として知られる。大沢教授は「漢文資料から分からない遊牧民の様子が、彼ら自身の文字で表現されており貴重だ。一帯はウラン鉱の産出地。資源開発で遺跡が破壊される恐れがある」と話している。〔共同〕

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