救急車の出動、0.5%増 09年、新型インフル影響
2009年に全国で救急車が出動した件数は、新型インフルエンザ流行などの影響で、08年に比べ0.5%増の512万2247件だったことが17日までの総務省消防庁の集計(速報値)で分かった。搬送人数は0.1%増の468万1815人。
新型インフルエンザに感染した疑いのある患者を搬送するための出動は1万6728件、搬送人数は1万7352人だった。
都道府県別では、青森、兵庫など22都道府県で出動数が増加、山形、長野などで減った。
出動数の増加要因として新型インフルエンザのほか「高齢の傷病者の増加」などを挙げた消防本部が多く、減少の理由は「救急車の適正利用に関する市民への広報活動」が多かった。〔共同〕