2019年5月27日(月)

14弁護士会で不適切な開設 メーリングリスト情報流出

2012/3/17付
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メーリングリストでやりとりされた弁護士間の情報がインターネットの掲示板で閲覧可能になっていた問題で、日弁連が設置した調査チームは17日までに、少なくとも14の弁護士会で不適切なメーリングリストの開設、管理が確認されたとの調査報告書をまとめ、公表した。

うち弁護士会が事務連絡や意見交換などの会務を目的に開設し、第三者が閲覧可能になっていたケースは7会。弁護士個人の開設については「正確な実態把握は困難」とした上で、少なくとも10会で確認された。東京、大阪、兵庫県の各弁護士会では両方があった。

原因はいずれも「開設者が第三者による閲覧を意図しなかったか、初期設定を誤ったことに気付かなかったと考えられる」としている。

日弁連は、(1)裁判員裁判の被害者情報や裁判員候補者名簿の流出があった東京弁護士会(2)会への苦情処理を申し立てた当事者名などが閲覧可能だった岐阜県弁護士会(3)人権救済申し立ての内容が漏れた熊本県弁護士会――は特に問題が大きいと判断。懲戒処分の検討や、指導、監督を徹底するよう求めた。

記者会見した日弁連の宇都宮健児会長は「深刻な事態を引き起こし、弁護士業務への信頼を損ねる結果となった。今後繰り返されることがないようにしたい」と述べた。〔共同〕

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