四大公害病、風化させぬ 富山で資料館長らがシンポ

2013/2/16付
保存
共有
印刷
その他

水俣病や四日市ぜんそくなど四大公害病の歴史や教訓を学ぶシンポジウムが16日、富山市のイタイイタイ病資料館で開かれ、各地の公害病資料館の館長らが、経験を風化させないための取り組みについて話し合った。

熊本県水俣市の水俣病資料館の坂本直充館長は「公害病を見直そうという人が増えている」と指摘。環境問題が深刻化する中国などからの来館者も多いとし「その土地に来てみないと分からないこともあり資料館の役割は大切だ」と強調した。

三重県四日市市では2014年度中に資料館ができる予定で、同市の樋口知行資料館準備室長は「各資料館を通じてそれぞれの公害病の正しい情報を提供できる。力を合わせて世界に情報を発信したい」と資料館同士の連携に期待を寄せた。

新潟水俣病の資料などを展示する新潟県立環境と人間のふれあい館の塚田真弘館長も「訴訟資料などの電子化を進めているが、将来的にデータベース化し、お互いに有効活用できるようにしたい」と話した。

また、語り部の高齢化や、国際的な情報発信など共通する課題について「家族や研究者、医療従事者など、新たな語り部の発掘が必要」「肖像権の問題があり、インターネット上での情報発信は難しい」といった声も上がった。〔共同〕

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップ



[PR]