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「この世の終わり」「急に熱く」 ロシア隕石で証言

爆風で教室のガラス散乱

【チェリャビンスク=共同】頭から血を流した女子生徒が出口に殺到する。床に落ちたいくつものノートパソコン。「この世の終わりがついに来た」。15日の隕石(いんせき)上空爆発から一夜明けたロシア・ウラル地方チェリャビンスクで、日本人の大学教官や地元専門学校の生徒が飛来時の様子を生々しく証言した。

「寒い部屋でストーブをつけたよう。急に熱を感じた」。チェリャビンスク国立大学で日本語を教える阿曽加苗さん(28)=兵庫県宍粟市出身=は隕石が光だけではなく、強烈な熱線を発していた状況をこう描写した。

阿曽さんは当時、大学に徒歩通勤中。最初に感じたのは光ではなく熱だった。「暖かく感じた方を見たら、光が走っていた」。その後、間を置いて起きたバンバンという爆発音に「誰かが爆弾を仕掛けたのだと思った」と話す。同大学では時々、爆弾テロの避難訓練をしており、本番が来たのかと感じたという。

大学に到着すると一部の窓ガラスが割れていた。朝の授業で、約10人の学生は興奮したり怖がったり。ある女子学生は「この世の終わりが来たのかも」と漏らした。

窓を突き破った爆風は、ガラス片をまき散らしながら、教室を猛烈な勢いで通り過ぎた。チェリャビンスク繊維軽工業専門学校で授業を受けていたジアナ・ユスフォワさん(15)ら女子生徒17人が机の上に載せていたノートパソコンは全て床にたたきつけられた。

「誰も何が起きたか分からなかった。皆大声で叫びながら逃げようと出口に向かった。真っ先に逃げたのは先生だった」とユスフォワさん。ガラス片が頭や腕に刺さり3人が病院に。ユスフォワさんも指にけがをした。

目抜き通り、レーニン大通りのショーウインドーも被害が目立ち、市民は、ひびが入って今にも散乱しそうなガラスの前を足早に歩く。室内スケート場の外壁も一部崩れ、大きな穴ができた。

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