「第3党になったのは十分な意義」 維新の会・石原代表 - 日本経済新聞
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「第3党になったのは十分な意義」 維新の会・石原代表

「ほどほどの結果だが、第3党になったのは十分な意義がある。中央集権からの脱却など、今までの政権ができなかったことを提言し、実現していく」。日本維新の会の石原慎太郎代表は午後10時40分ごろ、東京・赤坂のホテルに設けられた開票センターで記者会見。「次は第二極を目指して活動していく」と今後の目標を述べた。

濃い灰色のスーツ姿の石原代表は午後8時20分ごろ到着。選挙期間中に自らを「暴走老人」と称して血気盛んに全国を遊説。この日はその勢いも見られず、硬く腕組みをしながら言葉少な。

ある党幹部は「短期間の選挙戦で準備不足もあった。新党乱立の波に埋没した部分もある」と悔しそう。別の党幹部は「今後、国会で存在感を発揮して、勢力拡大につなげたい」と前を向いた。

一方、日本維新の会の橋下徹代表代行(大阪市長)らが大阪市内のホテルの開票センターに姿を見せたのは、午後8時ごろ。モニターを神妙な表情で見守った。

テレビ各社のインタビューでは太陽の党との合併が維新の支持離れを招いた可能性について質問が集中。橋下氏は「石原代表の知識や経験は本当に必要だったと思っている。全国での遊説でうまく伝わりにくかったのは僕の責任だ」と話した。

一定の議席を確保したことには強気の発言も。維新が政策の1丁目1番地に掲げる「大阪都構想」実現に向け、橋下氏は「一定の勢力がなければ止まってしまう。(衆院に議席を得られたことは)むちゃくちゃ大きい」と強調した。

会見では強気といら立ちが入り交じったような表情も見せ、質問に「もっと政策を勉強してきて」と切り返す場面もあった。

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