2019年4月24日(水)

死刑判決「すごく悩み何度も涙」 裁判員1人だけ会見

2010/11/16付
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池田容之被告への死刑判決後の16日正午前、裁判員6人と補充裁判員3人のうち、裁判員経験者の50代男性が1人だけ記者会見に応じた。判決の感想を問われると「すごく悩み、何度も涙を流してしまった。それで察してほしい」と述べた。

男性は法廷と同じグレーのセーターにズボン姿。落ち着いた様子で「毎日気が重くて大変だったが、いい経験だったと思う」と振り返った。

ただ、死刑か無期懲役かという重い選択をしたことへの具体的な思いなどは「うまく言葉にできない。自分の中でも考えがまとまっていない」と戸惑った表情もみせた。守秘義務を気にする様子で「どこまで話していいか分からない」とも繰り返した。

公判を通じた被告の態度については「初公判では突っ張っているように見えたが、被害者の家族の証言には目を赤くしていた。被害者の気持ちが分かっているようで、被告の心情が大きく変わったと感じた」と述べた。

裁判長が被告に控訴を勧めたことは「池田被告は被害者の命日に花を供えたいといえるような状態になっていたので、私自身も控訴をお願いしたいという気持ちだった」と説明した。

男性は名前や職業などは明らかにせず、冒頭のカメラ撮影や録音にも応じなかった。報道陣が改めて記者会見を開くよう要望したが、「すいません」と断った。

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