2019年1月24日(木)

オウム平田被告、起訴内容の一部否認 地裁初公判

2014/1/16付
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1995年の公証役場事務長拉致事件の逮捕監禁罪などに問われたオウム真理教元幹部、平田信被告(48)の裁判員裁判の初公判が16日午前、東京地裁(斉藤啓昭裁判長)で始まった。教団による一連の事件で裁判員が審理するのは初めて。同被告は罪状認否で、起訴内容の一部を否認する一方、被害者や遺族に対し「申し訳ない」と謝罪の言葉も述べた。

平田被告が起訴されたのは(1)95年2月に東京都品川区の路上で目黒公証役場事務長、仮谷清志さん(当時68)を拉致した逮捕監禁罪(2)同年3月19日に杉並区のマンションで時限式爆弾を爆発させた爆発物取締罰則違反罪(3)同日に港区の教団東京総本部ビルに火炎瓶を投げ込んだ火炎瓶処罰法違反罪――の3件。

平田被告は罪状認否で、仮谷さん拉致事件について「(拉致の)認識の共有はなかった」と主張。「見張り役をし、仮谷さんを別の車に乗せ替えたことは知っているが、その後のことは知らない」などと述べた。弁護側は「拉致については現場で初めて認識した」と述べ、ほう助にとどまると主張した。

マンション爆破事件については「指示や打ち合わせは存在しなかった」と否認。火炎瓶事件については「起訴状の通りです」と認めた。

検察側は冒頭陳述で、仮谷さん拉致事件では「あらかじめ話し合い、承知の上で犯行に加わった」として、事前共謀があったと主張。マンション爆破事件も「犯行計画を告げられた上、現場近くで確認、報告役を引き受けた」として、故意や共謀があったと指摘した。

教団による一連の事件の裁判ではこれまでに地下鉄サリン事件など17事件で起訴された元教団代表、松本智津夫死刑囚(麻原彰晃、58)ら元幹部13人の死刑が確定している。

平田被告の公判では死刑囚3人を含む元教団幹部ら約20人の証人尋問が行われ、判決は3月に言い渡される見通し。死刑囚の尋問は、拉致事件で仮谷さんに麻酔薬を注射した中川智正死刑囚(51)が21日、同事件で現場を指揮した井上嘉浩死刑囚(44)が2月3~4日、マンション爆破事件に関与したとされる小池(旧姓林)泰男死刑囚(56)が同5日の予定。公判を通じて仮谷さんの長男、実さん(53)が被害者として参加する。

平田被告は約17年にわたる逃亡生活の末、2011年12月31日に警視庁丸の内署に出頭。3件の起訴後、公判の争点などを整理する手続きが行われていた。平田被告と同様に逃亡を続け、12年6月に逮捕された元幹部、菊地直子被告(42)と高橋克也被告(55)の公判も今春以降に始まる。

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