未来・嘉田代表「準備期間足りず政策浸透せず」
自民圧勝に無念の表情
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東京都千代田区のホテル3階の会場に開票センターを構えた日本未来の党。「自民党圧勝」に、党幹部はショックを隠さなかった。
「準備期間が足りず(卒原発の)政策が浸透しなかった」。トレードマークのグリーンのジャケット姿の嘉田由紀子代表は、無念そうな表情を浮かべた。
午後8時50分ごろ、嘉田代表は開票センターに到着。厳しい結果に険しい表情を浮かべながら、開票速報を見守った。
嘉田氏は自民党圧勝の選挙情勢について「もう1度事故が起きれば日本の未来も自然も失うのに、目先の安定を求めて原発村をつくった当事者に票が流れたのはショック」と首をかしげた。一方で、「短期間にここまでこられたのは大きな一歩」と前向きな姿勢も見せた。
公示直前に合流した国民の生活が第一の小沢一郎元代表は、姿を見せないまま。嘉田代表は1人目の当選者として小沢氏の名前に花を付けたが、今後の党内での処遇について「ご自身が『一兵卒で』と言っていたので、そのような形で考えたい」と話した。
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