2019年9月21日(土)

JAXA関係者「苦労報われた」「胸がいっぱい」
イトカワ微粒子確認

2010/11/16付
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「長い苦労が報われた」「胸がいっぱい」――。小惑星探査機「はやぶさ」が苦難の宇宙の旅の末に持ち帰った微粒子が小惑星「イトカワ」のかけらであることが判明した16日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の川口淳一郎・はやぶさプロジェクトマネージャら6人は満面の笑みをたたえて、文部科学省で記者会見に応じた。

故障続きで、地球帰還は奇跡と思われた「はやぶさ」の7年もの飛行。川口プロジェクトマネージャは記者会見の席上、神頼みが続いたはやぶさの7年もの飛行を振り返り、「夢以上の成果。これが正夢なんて信じられない」と喜びをあふれさせた。

地球に帰還してからも「カプセルを最初に開けたとき、目に見えるものがなかったので何もないのではと真っ青になった」とJAXAの藤村彰夫教授。

それでも川口プロジェクトマネージャは「1粒でもあればと(発見に)努力していたし、あると信じていた」。ついに顕微鏡による観察などで微粒子を発見した。

今回の吉報ですべてが報われた。苦労が多かった分、喜びもひとしおの様子で、報道陣からイトカワの微粒子を持ち帰る目標が達成できた感想を改めて求められると「とても信じられない」と話した。

川口プロジェクトマネージャは米・ワシントンへの出張が控えており、「祝杯は飛行機の中であげたい」と慌ただしい様子。寂しさや安堵(あんど)の気持ちが入り交じった表情が印象的だった。

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