2019年1月17日(木)

海自艦と衝突 釣り船、同方向に航行
意識不明の船長死亡

2014/1/16付
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広島県大竹市沖の瀬戸内海で15日朝、海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」と衝突した釣り船が転覆した事故で、第6管区海上保安本部は同日午後、目的地から判断して両船が同じ方向に航行中だったと明らかにした。6管本部は業務上過失往来危険容疑で両船の乗員から事情を聴き、船体を確認するなどして事故原因を調べている。

運輸安全委員会の船舶事故調査官も同日、現地での原因調査を始めた。

救助された4人のうち、意識不明の重体だった釣り船の船長の高森昶さん(67)が同日夜、入院先の病院で死亡した。大竹宏治さん(66)は意識不明の重体が続いている。残りの寺岡章二さん(67)と伏田則人さん(67)にけがはなかった。

小野寺五典防衛相は同日、東京都内で講演し、おおすみの見張り態勢などについて「通常の航行の態勢をとっているので、何か問題があるとは報告は受けていない」と述べた。

6管本部によると、おおすみの左舷中央後部や釣り船に衝突の跡らしきものを確認したという。防衛省幹部は同日、「おおすみは衝突前、随分減速していたようだ」と明らかにした。

海上衝突予防法は、(1)船を追い越す場合は前の船を安全に避ける(2)正面衝突しそうな場合は互いに右によける(3)横切る場合は相手を右側に見た船が回避する――と定めている。6管本部は「並走している場合はぶつからないので、特にルールはない」としている。

6管本部によると、釣り船の4人は当時、救命胴衣を着けていなかった。ただ、海上保安庁は小型船に救命胴衣の着用を求めているが、船内に備えていれば着用しなくても違法ではない。

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