虐待被害の児童最多、加害者6割が親 11年
児童ポルノの被害数も最多

2012/2/16付
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2011年に全国の警察が検挙した児童虐待と児童ポルノの事件で、被害児童の数がいずれも過去最多だったことが16日、警察庁のまとめで分かった。虐待を受けた児童は前年比10.6%増の398人で、うち39人が死亡した。加害者全体の6割が実の両親だった。ポルノ画像の対象となった児童は、特定できただけで同3.9%増の638人に達した。

児童虐待事件の検挙件数は同9.1%増の384件、検挙人数は同6.2%増の409人で、いずれも過去最多。児童との関係別では、実父が134人、実母が119人で、実の両親が検挙人数全体の6割強を占めた。

虐待の内容は「身体的虐待」が282人と7割を占め、以下「性的虐待」が97人、養育放棄(ネグレクト)などの「怠慢または拒否」が18人、「心理的虐待」が1人。

一方、児童ポルノ事件の検挙件数は同8.4%増の1455件、検挙人数は同9.7%増の1016人で、いずれも過去最多。画像の作成自体の検挙も676件あったが、そのうち児童自身に撮影させてメールで送らせたケースが、3割以上の242件あった。

特定できた児童638人のうち、34.0%に当たる217人が、非出会い系サイトの利用がきっかけで、ポルノ画像が作成される被害に遭った。29.0%に当たる185人については、親族や教師、友人・知人などの身近な人物が画像の作成に関与していた。

被害児童が特定できなかった画像も648件あり、うち小学生以下の可能性があると認定された画像が570件あった。

インターネットプロバイダーは、児童ポルノ画像への接続を強制遮断する「ブロッキング」も行っているが、サーバーを介さないファイル共有ソフトを使った事案での摘発も急増し、同2.4倍の368件に達した。

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