2019年2月24日(日)

計画停電、1都7県500万世帯で実施 鉄道は優先供給

2011/3/15付
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東京電力は15日、東日本巨大地震に伴い、順番に電力供給を止める計画停電(輪番停電)を同日朝から順次、東京、神奈川、埼玉、千葉、群馬、栃木、山梨、静岡の8都県の一部地域で実施した。対象は累計で約500万世帯に上り、初の大規模な計画停電となった。

東電は同日夜、16日以降も計画停電を継続すると発表した。少なくとも4月末まで実施する予定。原子力発電所の機能停止に伴う国民生活への影響は長期化する。

16日は午前6時20分にさいたま市などの「第4グループ」から開始し、午後10時まで5つのグループで3時間程度ずつ電気を止める予定。第4、第5グループは午前と午後の計2回、最長で6時間程度停電する地域が発生する可能性がある。

15日の計画停電は、約11万世帯が対象だった14日に続いて2日目。15日午前7時ごろ、栃木県佐野市など第3グループの一部から開始し、5つあるグループのすべてで実施。停電時間は各3時間程度だった。

東電は15日の電力供給能力3300万キロワットを、需要が午前中から上回る可能性があるとみて、朝からの停電に踏み切った。実際の需要はピークの午後6~7時で3100万キロワットだった。

東電は14日の計画停電で首都圏の鉄道の運行ダイヤが大きく乱れたことを受け、鉄道向け変電所を停電対象から外し、首都圏の主要鉄道各社に優先的に電力を供給した。

これを受け、鉄道各社は15日、運転区間と本数を拡大。JR東日本は東海道線の小田原―熱海間、横須賀線の逗子―久里浜間の運行を復旧した。山手線の運転率が9割を超えるなど主要路線の本数も徐々に回復した。

京王電鉄も同日、16日始発から全線を平常ダイヤに戻すと発表。節電対策として駅の照明を消したり、電車の空調を切ったりする。東急電鉄も16日は田園都市線など一部を除き平常ダイヤで運行。小田急電鉄は16日朝の通勤時間帯を土休日ダイヤで運行する予定で、通常の7割程度の運行本数になる。

西武鉄道も同日午前は大半の路線の全線で運行を再開するが、本数は4割程度になる見通し。

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