2019年4月26日(金)

糖尿病薬、がん治療に効果 山形大と国立がん研究センター

2012/11/16付
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山形大医学部と国立がん研究センターの共同研究チームは、糖尿病の治療薬「メトホルミン」が、がん治療に効果があることを発見したと発表した。既に治療に使われている薬のため、新薬を開発するよりも短期間での実用化が期待できるという。研究成果は15日付の米科学誌電子版に掲載。

共同研究チームによると、がん治療では腫瘍の再発が課題で、新しい腫瘍をつくる「がん幹細胞」の働きを変えることが重要とされている。

チームのこれまでの研究で、悪性脳腫瘍のがん幹細胞の中にある「FOXO3」という分子が活性化すると、がん幹細胞が再発不可能な細胞に変化することが分かっていた。

今回、研究チームはメトホルミンにFOXO3を活性化させる作用があることを発見。腫瘍細胞を植えたマウスに、10日間メトホルミンを投与したところ、新たな脳腫瘍が形成されることなく、がん幹細胞が消失する効果などが確認できたという。

記者会見した山形大医学部の北中千史教授(分子腫瘍学)は「メトホルミンは全ての人に使える薬ではないが、ほかのがんにも応用できる可能性が示された」と話した。〔共同〕

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