全日空、787で「慣熟飛行」 運航再開に向け安全対策
全日空は15日、発煙トラブルを受けバッテリーシステムを改修したボーイング787の運航再開に向けた安全対策として、同機種を長期間操縦していないパイロットの訓練を兼ねた「慣熟飛行」を成田―札幌間で実施した。
梶山弘志国土交通副大臣も同乗し、搭乗後の取材に「バッテリーは、飛行中も安定した数値が出ていることを確認した」と語った。
全日空は6月の運航再開に向け、保有する計17機の改修作業と並行して機体の状況を点検する試験飛行を4月28日から開始。乗員向けには約230回の慣熟飛行を予定し、順次実施している。〔共同〕