2017年12月13日(水)

「原発安全指針に瑕疵」 班目委員長が謝罪
立地の抜本見直しを主張

2012/2/15付
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 国会の東京電力福島原子力発電所事故調査委員会(委員長・黒川清日本学術会議元会長)は15日、第4回委員会を国会内で開き、班目春樹・原子力安全委員長らから話を聞いた。班目委員長は「安全審査指針類に瑕疵(かし)があったことは認めざるを得ない」と述べ、事前の安全対策が不十分だったと謝罪した。

 班目委員長は原発の立地条件を定める「立地審査指針」の基準について「抜本的な見直しが必要だ」と述べた。現行の指針を「敷地周辺に被害を及ぼさないように定めたとしか思えない」と指摘。福島第1原発事故で放射性物質が大量に放出されたことから、指針を改める必要があるとの考えを示した。ただ指針をどう見直すかや原発再稼働への影響については言及しなかった。

 また炉心溶融などの過酷な事故に関しては「今までのように『日本では起きない』という言い訳が通用しないのは明々白々だ」と規制強化の必要性を強調した。

 一方、寺坂信昭経済産業省原子力安全・保安院前院長は、事故直後に次長を残して首相官邸を離れた経緯を「私は事務系なので、よく分かった人間が残った方がいい」と考え、保安院に戻ったことを明らかにした。その後、官邸とは数回電話連絡しただけだったという。

 黒川委員長は「(前)院長自身に専門性がない」と述べ、班目委員長とともに「国民の安全を守る意識も希薄だと感じた」と批判した。

 原子力規制庁が4月に発足すると、現在の原子力安全委員会や保安院は活動を終える。

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