2019年5月24日(金)

3キロひきずり、懲役15年 大阪地裁判決

2010/10/15付
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大阪市北区で会社員、鈴木源太郎さん(当時30)が車にはねられ約3キロ引きずられて死亡したひき逃げ事件で、殺人や道交法違反(ひき逃げ、無免許)などの罪に問われた元飲食店従業員、吉田圭吾被告(24)の判決が15日、大阪地裁であった。遠藤邦彦裁判長は殺意を認め「計画的ではないが犯行は極めて残酷だ」として懲役15年(求刑懲役20年)を言い渡した。

判決で、遠藤裁判長は最大の争点だった殺意の有無について「被告は衝突から十数秒後には、異音や車両の抵抗などから被害者を引きずっている可能性が高いという認識があった」と指摘し、殺人罪の成立を認定した。

ひき逃げの動機は「被告は執行猶予期間中に飲酒の上、無免許運転で事故を起こした。服役を恐れ走行を続けた」とし、「他人の命さえ意に介さない卑劣で身勝手極まりない犯行」と指弾した。

判決によると、吉田被告は2008年10月21日午前4時20分ごろ、大阪市北区梅田1の交差点で、歩いて横断中の鈴木さんをはねて転倒させた後に引きずり、頭蓋骨(ずがいこつ)骨折などを負わせて殺害した。

被告が逮捕されたのは事故発生から約2週間後で体内のアルコール濃度は確認できず、飲酒運転での立件は見送られた。

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