2019年1月21日(月)

子供の命、絵本で守る 愛知のNPO法人、地震避難法教える

2014/3/17付
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「じしんのとき、いのちをまもるためにはどうすればいいの?」。愛知県春日井市のNPO法人「かすみん」が作成し、子供向けに震災時の避難方法を教える「ぼうさいえほん」が分かりやすいと評判だ。NPO代表でクリーニング店を営む山下康男さん(46)は「子供の命が一番大事。身の守り方を知ってほしい」と話している。

きっかけは東日本大震災だった。被災地の様子に胸を痛める一方、南海トラフ巨大地震が起きれば、東海地方も大きな被害を受ける可能性が高いことを知り、「自分たちの町でも、何かしなければ」と思うようになった。

かすみんは2009年、子供向けのイベントを開催し地域のつながりを深める目的で設立された。防犯教室を開いていたこともあり、11年9月には紙芝居やクイズを通して地震について考えるイベントを初めて実施。「楽しかった」と評判がよく、これまでに市内や周辺自治体の幼稚園や小学校で、イベントを20回以上開いてきた。

メンバーらが作成した絵本は愛知県防災局の監修を受け、地元消防などの意見を聞きながら改良した。「逃げるときは靴を履く」「自動販売機やブロック塀から離れる」といった身の守り方を、かわいらしい動物のイラストを交えて伝えている。

5歳の女の子をイメージした主人公「はるかぜちゃん」も昨年から春日井市公認のキャラクターに。着ぐるみも作られ、ゆるキャラとして活躍している。

絵本は春日井市のホームページからダウンロードできる。「いま伝えていることは、地震のときには絶対に役立つ」と山下さん。子供たちの笑顔を守るため活動を続ける。〔共同〕

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