日本の原子力発電所の使用済み核燃料を英国で再処理した際に発生した、高レベル放射性廃棄物のガラス固化体76本を積んだ輸送船が15日朝、青森県六ケ所村のむつ小川原港に到着した。固化体の返還は福島第1原発事故後初めて。
日本の電力9社と日本原電は英仏両国に再処理を依頼。今回の固化体は関西、四国、九州の3電力の使用済み核燃料を再処理した際に出たもので、英国から返還されるのは昨年に続き2回目。フランス分の返還は終了しており、英国からは約10年かけて約900本が返還される。
県や村の職員が輸送船に立ち入り、固化体を収容した3つの輸送容器を検査した上で、クレーンで陸揚げ。専用車両で日本原燃(六ケ所村)の貯蔵施設に運搬する。
港近くでは、市民団体が「核廃棄物の搬入を阻止するぞ」と抗議の声を上げた。固化体を原燃で保管した後の最終処分場の選定は進んでいない。〔共同〕