検察官が不適切発言で戒告 東京地検
司法修習生との会話の中で特定の団体を中傷するような不適切な発言をしたとして、東京地検は15日までに、総務部の40代の男性検察官を戒告処分にしたと発表した。団体の名誉を傷つける恐れがあるとして発言の詳細は明らかにしていない。
東京地検によると、検察官は修習生の指導担当で、個人面談の際に特定の団体名を挙げて根拠のない発言をした。不快に感じた修習生が上司に相談して発覚した。検察官は地検に対し「多角的な見方が必要だと指摘するためだった」などと説明しているという。
東京地検の堺徹次席検事は「不適切発言は遺憾。指導を徹底し、再発防止に努める」とコメントした。