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年金機構職員を逮捕 入札情報漏洩の疑い

日本年金機構の職員が年金記録を照合する業務委託の入札情報を業者に事前に漏らしていた問題で、警視庁捜査2課は14日、同機構職員の高沢信一容疑者(46)=東京都東久留米市=を官製談合防止法違反容疑で、情報提供を受けたNTT東日本の子会社「エヌ・ティ・ティ・ソルコ」(東京・港)営業担当部長、山本一郎容疑者(43)=東京都小平市=を競売入札妨害容疑で逮捕した。

同課によると、いずれも容疑を認めている。捜査2課は15日、東京都杉並区の同機構などを家宅捜索した。

山本容疑者は2007年6月まで旧社会保険庁に勤務し、高沢容疑者と一時は同僚だった。ソルコ社が落札した業務は入札がやり直されることになり、「消えた年金記録」の照合作業に遅れが出ている。

高沢容疑者の逮捕容疑は、照合作業の担当だった今年2~5月、ソルコ社が入札で有利になるよう、山本容疑者に予算関係資料などを電子メールで3回送信したうえ、競合他社の技術点が分かる資料をJR新宿駅南口付近で手渡して教えた疑い。

この入札は古い紙台帳の7億2千万件の記録と、コンピューターの記録とを照合する作業を委託する業者を選ぶもので、1回受注すれば作業が終わる13年度まで随意契約できる見通しだった。同機構は4月に官報で公示し、5月25~27日に一般競争入札を実施。ソルコ社は全国29拠点のうち2拠点を計約12億円で落札した。

だが6月に同機構の内部調査で情報漏洩(ろうえい)が発覚。高沢容疑者はソルコ社を含む3社への情報提供を認めたが、調査に対し「業務委託をスムーズに進めるためだった。金品などの便宜供与はなかった」と話しているという。

全国29拠点のうち、都内の拠点では今月12日に照合作業が始まったが、同機構はソルコ社が落札した2件の入札を25日にやり直す。照合作業は10年度に427億円、11年度に876億円の経費が見込まれている。

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