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福島県内、廃棄土壌は最大400万トン 農地除染で指針

農水省、ヒマワリ活用は断念

農林水産省は14日、放射性セシウムに汚染された農地の除染方法の指針を発表した。政府がイネの作付け制限の基準とした土壌1キログラム当たり5千ベクレル以上の福島県内の農地(約8300ヘクタール)が主な除染対象。最大約400万トンの汚染土壌を除去、廃棄する必要があるとみている。除染にかかる費用は復旧・復興予備費や第3次補正予算などを充てる方針だ。

同省は土壌中のセシウムの吸収率が高いとされるヒマワリを栽培し、除染する方法も検討。しかし実験の結果、吸収率は低いことが分かり、実用化は断念された。

指針は放射性セシウム濃度が1万ベクレル以上の農地について、セシウムが付着した土壌を表面から深さ5センチ程度まで削り取り、廃棄するのが適当とした。濃度が5千~1万ベクレルの農地は表土を削り取るほか、表土と地中の土を入れ替えたり、水田なら水に浸して放射性物質を取り除いたりする方法も効果的とした。

削り取りにより発生する汚染土壌は政府が最終処分場を整備するまでの間、コンクリート製容器で一時的に保管することが適当とした。汚染土壌の発生量を減らすため土壌からセシウムを分離する技術の開発も進める。

農水省は汚染された農地の除染技術を開発するため、5月から福島県内で表土のはぎ取りのほか、放射性物質を吸収する作物の育成など複数の除染技術の実証実験を行っていた。

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