軽症なら自力受診を、救急車は急患優先 消防庁が判定基準

2012/3/14付
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 救急車の出動件数の増加により、病院に着くまでの時間が延びている問題を受け、総務省消防庁は14日、119番を受けた担当者が救急出動の必要性を判断するための緊急度判定基準をまとめた。症状に応じていくつかの質問に答えてもらい、4段階で判定。軽度の場合はタクシーなどで病院に行くよう促し、重度の急患への対応を優先させる。

 消防庁の有識者検討会が同日、判定基準を盛り込んだ報告書を了承。同庁は9~11月に複数の地方自治体で試験運用し、改善を図った上で、全国で活用してもらう。

 報告書によると、搬送要請のうち、通報者が頭痛など19症状を訴えている場合について、質問の答えと年齢に応じて、救急車を派遣する「緊急」、状況に応じて派遣する「準緊急」、自力受診を求める「低緊急」、受診の必要性なしの4段階で判定する。

 例えば胸の痛みなら嘔吐(おうと)したり冷や汗が出たりしていれば「緊急」だが、これらの症状がない12~39歳の場合は「低緊急」となる。

 搬送の必要がないと判定された後、症状が悪化する懸念もあるが、消防庁は「判断が付きにくい場合は、これまで通り搬送する」としている。

 消防庁によると、高齢化によるお年寄りの搬送増加などで、救急出動件数は2010年に546万3682件と過去最多を記録。通報から病院収容までの平均時間も01年の28分30秒が10年は37分24秒と遅くなっている。〔共同〕

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