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計画停電、午前見送り 東電の対応、二転三転

(更新)

東京電力は14日、東日本巨大地震に伴い、順番に電力供給を止める計画停電(輪番停電)について東京都武蔵野市など第1グループとする地域では実施しないと発表した。午前9時20分から予定していたさいたま市など第2グループについても見送り、午前中の計画停電はなかった。午後0時20分からの第3、午後1時50分から予定する第4グループについても実施しないとしている。

計画停電の今後の予定について説明する東京電力の広報担当者(14日午前、東京都千代田区)

これ以降のグループは今後の需要次第で判断する。急きょ運休を予定していた首都圏の鉄道会社などは東電の対応に混乱した。

東電は同日早朝の記者会見で、午前6時20分からの第1グループについては需要が想定を下回ったとして見送ると発表したが、その後一転して実施の可能性があるとしていた。

計画停電は電気事業法に基づく措置で東電は13日夜、全供給区域の1都8県を5つに分けて4月末まで計画停電を実施すると発表した。

計画では関東の1都6県と山梨県と静岡県の一部を5つの区域に分け、午前6時20分から午後10時まで順番に停電させる予定で、1回の停電時間は3時間程度だが区域によって1日に2回、計6時間になるとしていた。東京都千代田区、港区、中央区の都心部では実施しない。

東電の13日夜の発表を受け、JR東日本は運転区間を全線運行の山手線のほか、京浜東北線、中央線、常磐線の一部区間に限定し、大半は終日運休とした。上越新幹線の上下線計19本と、長野新幹線の上下線計14本も運休する。

JR東海は東海道新幹線ののぞみの上下線12本を一部運休した。午前9時現在で運休が決定しているのは、東京駅を午前8時20分~11時に発車する計6本と、新大阪駅を午後2時47分~6時7分に発車する計6本。ほかにも運休列車が出る可能性もある。首都圏の乗務員の出勤が困難となっているため。

このほか14日午前の計画停電の実施見送りを受けて、西武鉄道は池袋線など3路線で区間を限定して運行する予定を見直し、始発から運行本数を減らして同線などを全線運行した。

14日午後以降の計画停電について東電は「今後検討する」としている。実施した場合、対象地域では工場や一般家庭、通信設備への電力供給が止まるほか道路の信号も機能しないことが予想される。私鉄など首都圏の鉄道の運行計画が大幅に乱れるなど市民生活や経済活動に重大な影響を及ぼしそうだ。

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