2018年11月16日(金)

強制起訴、初判決で無罪 未公開株詐欺で那覇地裁

2012/3/14付
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上場の見込みが薄い未公開株の購入を持ち掛けて現金をだまし取ったとして、検察審査会の議決を経て詐欺罪で強制起訴された投資会社社長、白上敏広被告(60)=沖縄県南城市=の判決公判で、那覇地裁(鈴木秀行裁判長)は14日、無罪を言い渡した。求刑は懲役7年だった。

2009年5月に導入された強制起訴制度による被告の判決は全国で初めて。起訴内容の一部は公訴時効が成立しているとして免訴とした。

起訴状によると、白上被告は02年4~5月、上場の見込みが薄い企業の未公開株購入を持ち掛け、沖縄県内の2人から計3600万円をだまし取った、とされた。

ほかに、同様の手口で別の男性から1200万円をだまし取ったとする詐欺罪でも強制起訴されたが、起訴後に時効の成立が判明した。

検察官役の指定弁護士は論告で、03年3月までに上場する可能性がないことを認識していたのに「02年12月までに上場する」と勧誘したと指摘。「専門知識がない人の投資意欲に付け込み悪質だ」と主張した。

白上被告は起訴内容を否認。弁護側は最終弁論で「上場可能性は十分あった。詐欺ではない」と反論していた。

沖縄県警が10年3月に詐欺容疑で白上被告を逮捕、那覇地検は不起訴とした。被害者の申し立てを受けた那覇検察審は、同7月に強制起訴すべきだと議決した。〔共同〕

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