2019年5月22日(水)

食用や飼料に昆虫活用を 国連、食糧問題で報告書

2013/5/14付
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【ローマ=共同】国連食糧農業機関(FAO)は13日、世界の食糧問題に対処するために昆虫類の活用を勧める報告書を発表した。食用として栄養価が高いほか、環境に優しい家畜飼料用などとして、さらなる可能性を秘めているとしている。

報告書によると、世界では少なくとも20億人が甲虫やハチ、バッタなど約1900種類の昆虫を伝統食としている。鉄分などの栄養が牛肉より豊富なものがあり、採集や飼育を産業化すれば、雇用や収入を生み出す可能性もある。

また家畜の飼料に昆虫を活用することで、飼料用の魚類をヒトの消費に回すこともできると指摘。昆虫は飼育に際し、メタンなど温暖化ガスをほとんど出さないため、環境破壊にもつながらないとしている。

一方で、昆虫の飼料としての利用が法的に難しい国も多いという。報告書を作成した専門家は「民間業者は昆虫部門に投資する用意があり、将来には大きな可能性が広がっている」と述べ、各国での法的整備が急がれると指摘している。

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