9月2日に取り壊しが始まる小学館ビル(東京都千代田区)との別れを惜しみ、1階の応接ロビーに漫画家の藤子不二雄Aさんや浦沢直樹さんらが描いた落書きが話題になっている。
壁やガラスに描かれた「オバケのQ太郎」「20世紀少年」などの人気キャラクターを、外から一目見ようと連日人だかりができている。
同社によると、昭和を代表する漫画家を輩出したアパート「トキワ荘」が取り壊される際、かつての住人だった漫画家が集まって落書きしたことがヒントになった。「週刊ビッグコミックスピリッツ」編集部の山内菜緒子さんが呼び掛け、20人以上の漫画家が参加した。
地上9階、地下3階の小学館ビルは1967年に完成。東日本大震災後の耐震強度の見直しにより建て替えが決まった。〔共同〕