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被曝限度超え計8人に 福島第1原発で作業の男性社員

最大497ミリシーベルト

東京電力は13日、福島第1原子力発電所で作業していた男性社員中、新たに6人の被曝(ひばく)線量の暫定値が今回の事故対応の限度量である250ミリシーベルトを超えたと発表した。既に確定している2人を含め、限度を超えた恐れのある社員は計8人となった。現場の安全管理が不十分だった可能性がある。累積被曝線量が増え続ければ、作業の遅れにつながる懸念もある。

東電は3月中に原発施設内で被曝した可能性がある3726人を調べており、これまでに約2300人を測定。結果を13日、厚生労働省などに報告した。

新たに暫定値が分かった6人の線量の最大は497.6ミリシーベルト。いずれも福島第1原発で作業していた当直長や運転員、放射線の管理担当ら。うち1人は限度量を超えた可能性が高いことがすでに明らかになっていた。

事故直後に中央制御室などで作業していたとされ、空気中の放射性物質を吸い込むなどして被曝したとみられる。新規判明した6人のマスク着用の有無や、体内取り込みを防ぐヨウ素剤を服用していたかどうかについては不明という。

今後、被曝線量を確定するため、日本原子力研究開発機構で詳細な検査を受ける。東電の現在の規定では170ミリシーベルトを超えると現場作業を禁止、200ミリシーベルト超で同原発の敷地内の作業から外す。100ミリシーベルトの被曝で一生の間に発がんリスクが0.5%高まるとされる。

経済産業省の西山英彦審議官は「極めて遺憾。東電には徹底した原因究明や再発防止策の策定を指示していきたい」と述べた。原子炉等規制法による処分も検討する。

このほか6人が、200~250ミリシーベルトの被曝の可能性がある。4人は東電社員で、建屋内で足を水に漬けながら作業していた関電工の社員2人も含まれるという。100~200ミリシーベルトの可能性がある人も88人いた。

東電によると測定機器が不足、連絡が取れない協力会社の作業員もいるため約1400人はまだ測定できていない。厚労省は遅くとも20日までに報告するよう指導した。

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