2019年2月17日(日)

検察審議決受け一転起訴 新潟地検、裁判員裁判対象で初

2010/9/13付
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2006年に起きた強盗致死事件の被害者を放置したとして、保護責任者遺棄致死容疑で告訴され、不起訴となった新潟県阿賀野市の会社員について、新潟地検は13日、保護責任者遺棄致死罪で起訴した。新潟検察審査会の「起訴相当」の議決を受けて再捜査していた。裁判員裁判対象事件で、検察審の議決を経て起訴された初のケースとみられる。

地検は「被害者を遺棄した時点で救命可能性はなかった、と判断して不起訴としたが、再捜査の結果、保護していればかなり高い可能性で救命できたことが判明した」と説明している。

起訴されたのは会社員、高橋拓矢被告(25)。起訴状によると、被告は06年11月、知人の元少年(23)=受刑中=が阿賀野市の路上などで、車の通行トラブルになった会社員、荒井秀雄さん(当時32)に殴るけるの暴行を加えた際、自力で動けない荒井さんを救護せず、放置。立ち去って死なせたとしている。

検察審は今年6月の議決で、暴行を受けた被害者が元少年と被告の乗る車で運ばれた際、逃げようとして走行中の車内から飛び降り、動けなくなっていたことを被告は認めていたと指摘。「(一連の暴行を見た被告は)『このままだと危ない』という認識があった」とした。

地検によると、被告は遺族から阿賀野署に告訴され、09年2月に書類送検されたが同3月、嫌疑不十分で不起訴となった。〔共同〕

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