2018年8月22日(水)

膝の軟骨再生へ臨床研究 11月、東海大など

2011/10/14付
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 東海大の佐藤正人准教授とバイオベンチャー企業セルシードは、膝の軟骨再生の臨床研究を11月に始める。患者からとった軟骨細胞をシート状に育て、膝に移植する。けがや加齢で軟骨が壊れたり、すり減ったりした人が対象で、20~60歳の10人を募集する。将来は厚生労働省から「高度医療」の承認を受け普及を目指したい考えだ。

 患者の膝に小さな穴をあけて関節鏡で組織を少量採取し、セルシードが開発した特殊な培養皿で培養する。皿は温度を変えると細胞をシート状にはがせるように加工してある。3週間培養後、軟骨細胞だけをはがして患者の膝に移植する。

 直径約2センチメートルの円形シート1枚に200万個の軟骨細胞が育つ。これを3層に重ねて移植する。シート状の細胞からTGFβ(ベータ)という成長因子が出て、患者自身の膝の軟骨細胞の再生を促すという。

 手術には2週間程度の入院が必要。安全性と有効性を1年間観察し、良好な結果が出れば高度医療として申請する。

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