リクルート、就職人気ランキング公表取りやめ
リクルートは13日、毎年春に発表していた大学生の就職志望企業ランキングの公表を今年から取りやめる方針を明らかにした。同ランキングは1965年卒業予定分から発表していたが、2012年春卒業予定分から非公表にする。大学全入時代を迎えたほか、学生の価値観の多様化で一律のランキングを発表する意味が薄れたと判断した。
同社によると学生の志望企業は性別や文系・理系、総合職・一般職などの属性で大きな差が出ており、総合的なランキングの発表は学生の誤解を招く懸念が高まっているとみている。
同ランキングは不況期には鉄道会社の人気が高まるなど、時代や経済情勢に応じた学生の志向を反映してきた。
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