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腸内細菌の免疫反応抑制の仕組み解明 理研、大腸炎など予防

理化学研究所の大野博司グループディレクターらは、腸内細菌が過剰な免疫反応を抑える仕組みを突き止めた。腸内細菌が食物繊維を分解してできた物質により、免疫反応を鎮める細胞が増える。潰瘍性大腸炎やクローン病などの予防や治療につながるという。東京大や慶応義塾大の成果で、英科学誌ネイチャー(電子版)に14日掲載される。

腸には大腸菌などの細菌が500~1千種類存在。バランスが崩れると、免疫の異常による病気を引き起こすと考えられているが、詳しい仕組みは分かっていなかった。

マウスに繊維質が多いエサを食べさせると、免疫の過剰な働きを抑える「制御性T細胞」と呼ぶ細胞が増加。繊維質が分解されてできた物質の中で酪酸が制御性T細胞を増やす効果が高いことも突き止めた。大腸炎のマウスに酪酸を与えたところ症状は改善した。

潰瘍性大腸炎とクローン病は腸の粘膜に潰瘍ができる難病。免疫機能の異常が関わっているが、原因は分かっておらず、根治する方法はない。

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