東電社長、会見で「一日も早く対応」繰り返す

2011/4/13付
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東京電力の清水正孝社長が13日、同社本店(東京・内幸町)で記者会見し、福島第1原子力発電所の事故について改めて謝罪した。ただ事故の収束への見通しや被害補償を問われると「全力を挙げる」「一日も早く対応したい」などと答えるにとどまり、具体的な方法や時期については明言を避け続けた。

「重大な事故で広くご迷惑やご心配をかけたことを深くおわびしたい」。清水社長は直立不動で用意していた謝罪文を読み上げ、苦渋の表情で深く一礼した。報道陣から事故への対応などを問われるたびに「ベストを尽くした」などと釈明を繰り返した。

清水社長は体調悪化で3月29日から今月6日まで入院したが、「現在の体調は万全」という。

事故収束への見通しは「国と対応策を協議中。一刻も早く工程表を示す」と述べるにとどまり、被災者への補償額や時期についても「原子力損害賠償制度に基づく誠意ある対応をしたい」などと繰り返した。11日の福島県訪問で避難所に足を運ばなかったことについては「訪問の予定がなかった。今後、具体的日程を詰めたい」と答えた。

具体的な回答が少なく、同じ内容の質疑が続いたため、会見は約2時間に及んだ。

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