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南極の海面上昇、予想より早く 研究チーム「氷床崩壊続く」

【ワシントン=川合智之】米航空宇宙局(NASA)と米カリフォルニア大学アーバイン校の研究チームは12日、南極西部の巨大氷床の崩壊が止まらず、海面の上昇が予想より早まるとの研究成果を発表した。地球温暖化で海水温が上昇し、氷床の底が溶けたのが原因とみられる。

研究チームは1973年からの40年間で、南極西部の氷床の溶ける量が77%増え、氷床の動きが加速していると指摘。氷床は南極大陸西部の端で崩壊し、太平洋側のアムンゼン海に滑り落ちている。同大学のエリック・リグノット教授は「(氷床の)崩壊は止まらないだろう」と説明。溶けた水が「今後数百年間の海面上昇の主な要因になる」と予測した。

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)によると、1901~2010年に海面は平均19センチメートル上昇した。原因の1つに、地球温暖化でグリーンランドなどの氷床が減ったことを挙げ、2100年までに海面が26~98センチ上がると予測する。

ただ、これまでは南極の氷床が今後減り続けるかどうかは不明で、IPCCの予測には盛り込まれていなかった。南極西部の氷床が全て溶けると、世界の海面を5メートル上昇させるという。

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