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牛丼店強盗の9割「すき家」 警察、異例の防犯要請

(更新)

今年1~9月、全国の牛丼チェーン店での強盗事件は未遂を含め71件発生し、うち約9割の63件が「すき家」で起きていたことが13日、警察庁の調査で分かった。同庁は「防犯対策を求めてきたが改善されていない」として、すき家を展開するゼンショーホールディングスの責任者を同庁に呼び、防犯体制強化を文書で要請した。

警察庁が民間の一企業にこのような要請をするのは異例。各都道府県警にも13日、すき家各店に警察官を派遣して防犯指導を行うよう指示した。同庁によると、昨年1年間では68件のうち58件がすき家で、今年は9カ月間で昨年を上回った。

警察庁は、すき家が狙われる要因を(1)夜間はアルバイト1人(2)店内に多額の現金を保管(3)レジが出入り口直近に1台のみの店が多い――などと分析。店員が多くレジが分散している「吉野家」は今年の被害は6件で、券売機がある「松屋」は被害がないという。

同庁は昨年11月、ゼンショーに口頭で防犯強化を求め、各都道府県警も繰り返し要請したが、今年6月、被害に遭った店の改善状況を調査したところ夜間の単独勤務が続けられているなどほとんどの店で改善がみられず、12日、夜間の勤務体制強化や現金の適正な管理、防犯設備の設置や活用を文書で要請した。〔共同〕

「すき家」を展開するゼンショーホールディングス広報室の話 文書の内容について検討し、警察庁に回答する。

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