2019年2月18日(月)

JR北海道、検査データ改ざん認める レール幅書き換え

2013/11/13付
保存
共有
印刷
その他

レール幅の検査データに改ざんの疑いが浮上したJR北海道は12日、国土交通省の特別保安監査の直前に函館保線管理室(函館市)で複数地点のデータが書き換えられていたと発表した。鉄道事業本部長を務める豊田誠常務は記者会見し、「人手を介して意識を持って数値を直しており、改ざんと認めざるを得ない」と述べた。

函館保線管理室で現場で記録したデータと本社などに報告されたデータに食い違いが見つかったのは、レールの分岐点と特急の通過待ちなどに使う副本線。同管理室に国交省の特別保安監査が9月26日に入る直前に、社内規定を超過するデータが規定内に変更されていた。同管理室の社員から「数値を書き換えた」と聞き取ったという。

レールの分岐点では大型計測器を使いにくいため、手作業で測り「野帳」と呼ぶ台帳にデータを記入したうえで、管理室に持ち帰ってデータベースに入力し直す。小型の計測器を使う副本線でもデータの書き換えが可能だという。同社は函館保線管理室以外にも問題がないか調査を急ぐ。

同社はレールの検査データ改ざんを受け、安全確保のため道内全域の副本線で12日の早朝から列車の運行速度を時速45キロメートル以下に落とした。分岐点で見つかった異常は整備を終えたという。

国交省は12日、函館保線管理室に緊急の立ち入り検査をし、関係者から聞き取りを進めた。13日以降も立ち入り検査を続ける。

国交省が9月に実施した特別保安監査では、レール幅が基準値を超えて広がるなどの異常の放置が北海道全域の270カ所で見つかった。10月にも追加監査に入り、一連の問題を巡り同省はこれまで2回の改善指示を同社に出している。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報