東電「汚染水漏れ検知しタンクに」 昨夏国に説明

2013/4/13付
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汚染水が漏れた福島第1原子力発電所の地下貯水槽について、東京電力が昨夏、国に貯水槽の設置計画を提案した際、「汚染水が漏れたら、直ちに空のタンクにすべて移送する」と説明していたことが、12日分かった。現時点でタンクへの移送準備は整っておらず、管理体制の不備が改めて問われそうだ。

原子力規制委員会が同日開いた専門家会合で、メンバーの一人であるいわき明星大学の東之弘教授が明らかにした。

昨年8月の旧原子力安全・保安院の意見聴取会で、東教授が貯水槽の汚染水漏れ対策を質問したところ、東電の担当者は「空タンクを用意しておいて、検知した瞬間にすべてそちらに移送するという計画にしている」と説明。これを受けて旧保安院は計画を了承した。

東教授は「東電が『意見聴取会が承認したからやった』と言うのは心外だ。ちゃんと漏洩対策をやってくれている前提で信用した」と話している。

地下貯水槽での汚染水の漏洩は5日に確認、東電は6日に隣の貯水槽に汚染水を移したが、7日未明に再び漏洩が見つかるなど、貯水槽3つで漏れが相次いだ。広瀬直己社長は10日、貯水槽の使用を断念すると発表。他の空きタンクへの移送は14日まで実施できない状況という。

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