2019年6月24日(月)

立川の強盗、被害額最高の6億円 内部に詳しい人物か

2011/5/13付
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東京都立川市で12日未明、2人組の男が警備会社「日月警備保障立川営業所」から多額の現金を奪った事件で、強奪された現金は約6億400万円に上ることが同日、警視庁の調べで分かった。2004年10月に栃木県で運送会社が襲われ約5億4千万円が奪われた事件を上回り、国内の現金強奪被害として過去最高額。同庁は強盗傷害事件として立川署に捜査本部を設置した。

強盗傷害事件があった警備会社「日月警備保障立川営業所」を調べる捜査員(12日午後、東京都立川市)=共同

犯行時間が20~30分間と短いことや、2人組が宿直の男性社員(36)を襲った際、現金を保管する部屋を同社で使っている名称の通り「金庫室」と呼んでいたことなどから、捜査本部は社内の事情に詳しい者が犯行に関与した可能性もあるとみて捜査している。

捜査本部によると、営業所の通用口近くにある窓(縦約40センチ、横約50センチ)は少なくとも半年以上前から鍵が壊れており、侵入経路の可能性がある。2人組は事務所内のソファで仮眠していた男性社員に暴行を加えて金庫室の暗証番号を聞き出し、現金の入った麻袋やカバン計約70袋を奪い逃走した。

同営業所は毎日、委託を受けた東京中央郵便局(東京・中央)から搬入した多額の現金を金庫室に保管。午後8時~同9時以降は社員が1人で宿直に入る体制になっていた。

宿直の男性社員は捜査本部に「2人とも若いように感じた。日本語を話していた」と説明。車が立ち去る音も聞いており、2人組はあらかじめ用意していた車で逃走したとみられる。

08年12月には東京都杉並区のコインパーキングに駐車中の同社の現金輸送車から現金約6900万円が盗まれる事件があり、捜査本部は関連を調べている。

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