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ウイルス感染のしくみ解明 九大など、予防・薬開発に道

九州大と宮崎大の研究グループは12日、エイズウイルス(HIV)などが人間の細胞に感染する際に結合する物質の形成メカニズムを解明したと発表した。形成を阻害する化学物質を見つければ、エイズなどの予防・治療薬の開発につながる可能性があるとしている。

研究内容は12日付の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(電子版)に掲載された。

HIVや手足口病などのウイルスは、細胞表面のたんぱく質に「硫酸基」と呼ばれる物質が付いていると、この部分に結合する。硫酸基は、たんぱく質が特定の酵素に付着してできることが分かっていたが、付着のメカニズムは不明だった。

九大農学研究院の角田佳充准教授らのグループは大型放射光施設「SPring-8」などを使ったたんぱく質の構造解析で、たんぱく質の柔らかい部分が酵素に深く食い込み、その部分に硫酸基が形成されることを発見した。

酵素に別の化学物質を付け、たんぱく質との付着を阻害すれば硫酸基はできず「HIVなどの感染や増殖を防ぐことができる」(角田准教授)。今後は付着を効率良く阻害できる化学物質の研究を進めるとしている。

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