天台宗3大師描いた掛け軸 大津歴博で発見

2011/10/12付
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大津市歴史博物館で、日本の天台宗の開祖で比叡山延暦寺を開いた最澄(伝教大師)と中国天台宗を開いた智●(ちぎ=天台大師)、最澄の弟子で第3代天台座主の円仁(慈覚大師)が一緒に描かれた掛け軸が見つかった。

14世紀前半(鎌倉後期~南北朝時代)に描かれ、同博物館によると、日本の天台宗にとって最も重要な3人を1枚に描いた絵は全国的にも珍しいという。

掛け軸は「絹本著色天台大師・伝教大師・慈覚大師像」(縦約1.5メートル、横約0.8メートル)。山や滝などの自然を背景に、中心に智●(ちぎ)、向かって左下に最澄、右下に円仁が座り、瞑想(めいそう)する様子が色鮮やかに描かれている。

1963年の文化財保護委員会(現・文化庁)の調査で、比叡山の山内寺院にあったことが確認されたが、その後、所在不明に。ことし4月、同博物館の収蔵品調査で発見され、同じ絵と判明した。93年に寄託されていたという。

比叡山国宝殿の郷司泰仁学芸員は「日本の天台宗の流れを示す貴重な資料になるのではないか」と話している。同博物館で今月27日まで、MIHO MUSEUM(滋賀県甲賀市)で11月1~27日までそれぞれ一般公開される。〔共同〕

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