/

経産幹部をインサイダー取引容疑で逮捕 東京地検

(更新)

経済産業省幹部のインサイダー取引疑惑で、東京地検特捜部は12日、半導体大手、エルピーダメモリとNECエレクトロニクス(現ルネサスエレクトロニクス)の未公開情報を基に両社株を買い付けた疑いが強まったとして、前資源エネルギー庁次長を金融商品取引法違反(インサイダー取引)容疑で逮捕、証券取引等監視委員会と合同で東京・世田谷の前次長宅を家宅捜索した。

前次長は一連の不正な株取引で約230万円の利益を得たという。

前次長は特捜部の調べに対し「公知の事実に基づいた妻による購入で、インサイダー取引に当たらない」と容疑を否認しているとみられる。

産業政策を所管する経産省の現職キャリア官僚による不正な株取引疑惑は刑事事件に発展。特捜部は株購入に至る詳しい経緯や情報の入手経路などについて前次長を追及するとみられる。

逮捕容疑は、半導体業界などを所管する経産省商務情報政策局の審議官を務めていた2009年4月21~27日、NECエレとルネサステクノロジの合併計画が公表される前に、NECエレ株計約5千株を7回に分けて約490万円で購入した疑い。

さらに、5月15日と18日には、改正産業活力再生特別措置法(産活法)の適用によるエルピーダ再建策の公表前に同社株3千株を2回に分けて約305万円で買い付けた疑い。両社株とも妻名義の証券口座で取引しており、重要事実の公表で値上がりした後、市場で売り抜けたという。

特捜部は前次長の当時の同僚や両社幹部らを任意で事情聴取。聴取の結果、一連の株購入は前次長が職務を通じ、株価に影響を与える未公開情報を入手したうえで実行した疑いが強いと判断したとみられる。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連企業・業界

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン