2019年2月21日(木)

法相「慎重な検討を加えた上で命令」 1人に死刑執行

2013/9/12付
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法務省は12日、死刑囚1人の死刑を執行したと発表した。執行されたのは、横浜中華街の料理店経営者を射殺するなどした熊谷徳久死刑囚(73)=東京拘置所。死刑執行は4月26日に2人に執行して以来、約5カ月ぶり。昨年12月の政権交代で谷垣禎一法相が就任してから、3度目の執行で、計6人となった。

谷垣法相は執行後の記者会見で「誠に身勝手な理由から被害者の貴い人命を奪った残忍な事案。確定判決を前提に、再審にあたる事由の有無など、慎重な検討を加えた上で死刑執行を命じた」と述べた。

法務省刑事局によると、11日時点で未執行の確定死刑囚は133人。今回の執行により、132人となったが、依然として過去最多に近い水準が続いている。

確定判決などによると、熊谷死刑囚は2004年5月、中華料理店経営の清水文男さん(当時77)を横浜市中区の自宅で待ち伏せして射殺し、現金約43万円などを強奪。また、翌6月には、駅員が運ぶ売上金を強奪しようと計画、渋谷駅の地下1階の通路で男性駅員(同32)に発砲して重傷を負わせ紙袋を奪うなどした。

強盗殺人罪などに問われたが、06年4月の一審・東京地裁判決は、死亡した被害者が1人であることなどから無期懲役の判決を言い渡した。一方、07年4月の二審・東京高裁判決では、「直ちに死刑を回避すべき事案ではない」として一審を破棄、死刑判決を受けた。熊谷死刑囚は上告したが、11年3月、最高裁が上告を棄却した。

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