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両親「胸がいっぱい」 米満、締めの金

2012/8/12 21:04
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決勝でインド選手に快勝した米満達弘選手は跳び上がって喜びを爆発させた。スタンドの両親や恩師は興奮を抑えられない様子で有終の美をたたえた。

第1ピリオドを取り、第2ピリオドも豪快な投げでリード。そのまま試合終了のブザーが鳴ると、米満選手はジャンプしてくるっと1回転。日の丸をはためかせ、「どうだ」と言わんばかりの誇らしげな顔を浮かべて試合場を回った。表彰台に立つと、金メダルの感触を何度も確かめた。

金メダルが決まった瞬間、スタンド前方で震える両手でビデオカメラを回し続けた父、弘昌さん(57)は顔を紅潮させて立ち上がり、「たつひろー」と何度も息子の名前を叫んだ。母、礼子さん(56)は米満選手の名前入りの日の丸の旗を目いっぱい広げ、目に涙を浮かべた。

米満選手は1カ月前に弘昌さんと食事をした際、「いつも通り」に金メダルを宣言していた。弘昌さんは「信じていた。夢がかなって本当によかった。プレッシャーに負けないでよくがんばった。感動、感激です」と高ぶる気持ちに、上着を脱いだ。礼子さんは「もう胸がいっぱい。おめでとうと伝えたい」と声を絞り出すように話した。

米満選手が競技を始めた山梨県立韮崎工業高校(韮崎市)レスリング部恩師、文田敏郎さん(50)は米満選手に向かって固く握った右拳を振り上げ、感激の笑み。「10年でここまで来るとは。大したもんだ」とたたえた。

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